JR花巻駅広場のすぐ真下にある、花巻開町の恩人として知られる北松斎公の菩提寺雄山寺です。
永禄元年(1558)乾外樹碵和尚によって開山された小庵が最初で、現在地より鉄道線路に寄った場所に建てられていたと伝えられています。
春には境内の桜の木が見事な花を咲かせ、初夏はツツジや新緑が鮮やかに、秋は銀杏の葉が美しい黄金色に輝きます。
天正一九年(1591)南部氏が豊臣秀吉から稗貫・和賀・志波の三群を与えられたことによって、南部氏の重臣北松斎(北左衛門佐信愛)は慶長三年(1598)に花巻城代になって花巻城に赴任しました。しかし眼病が長じて殆ど盲人と変わりませんでした。
天正一八年(1590)津軽との戦いで若干一六歳で戦死した四男愛邦(最も愛した子で後継者と考えていた)の菩提を弔うために一寺を建立、愛邦の諡号にちなみ陽光山雄山寺と号し開基となりました。
慶長一八年(1613)8月17日没。
正面からでは分かりませんが、中に入って横から見ると全ての柱が前傾しています。これは太平洋戦争の際、花巻駅が攻撃された時の爆風によるもので倒壊せず今に至っています。
永代供養塔
宗派を問わず合祀しネームプレートを掲げています。
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